忍者ブログ

シコウキロクソウチ

時々しかアップロードされない気ままブログ。 本、映画、美術館、ギャラリー等の記録を気ままに書き記す予定。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【アートの起源│科学】 杉本博司 (総評)

【アートの起源│科学】 杉本博司
2010年11月21(日)〜2011年2月20日(日)
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館



1/29(土)、「杉本博司」ということで行ってきました!
猪熊では、科学・建築・歴史・宗教の4部構成で、全部行けるか心配なのですけれども。
ちなみに初猪熊。

このシリーズでの見所は、杉本氏自ら各セクションに分け、
4部を通して人間の意識の起源を照らしだす所にある。
というのは、実は今日HP見てから気付いたんだけど(笑)
でも、やっぱり本人が自分の中のテーマを切り取った強いイメージだった。
以下、記録として文章引用、自分の見解を残しておきます。
また意見が変わるかも!(笑)



【アートの起源】

「アートの起源」は2005 年の「時間の終わり」2008 年の「歴史の歴史」と
続いてきた杉本展の延長線上にある。
現代美術が常に来るべき時代の行く先を提示し得てきた時代は去った。
私達は今、後期資本主義社会の只中で、
地球規模での拡大再生産と高度経済成長という破滅のスパイラルの中に巻き込まれ、
人間の欲望が制御不能であるという、人類史上の新局面を迎えている。
 
人類史は折々の難局を乗り越えてきた。
氷河期も、大洪水も、文明時代に入ってからは疫病や、革命や、戦争も。
そして人類の想像力はその度に発揮されて、一つの困難を乗り越えた暁には、より鋭利な知性が獲得されてきた。
しかしこの期に及んで、人類の命運に関する報告書には尽きることの無い数字が
羅列されて、暗澹たる気配が漂っている。
 
人類の想像力はアートとして表現されてきた。
今、読めない先を見るためには、振り返らなければならない時がきたのだ。
人類の想像力を遡るためには人間の意識の起源を辿らなければならない。
アートが今できることは、思い出すことかもしれない、
人が人となったころの記憶を。
MIMOCA Event Pageより引用




【冬 科学】

人類は4 万年から10 万年の周期で起こる過酷な氷期を何十回となく耐え忍び、
生き延びてきた。いつの頃からか人類は火を自身の支配下に置いた。
寒冷期に体温を保持するためには火は欠かせない。
ほとんどの動物が火を恐れるなかでなぜ人類だけが火を手に入れたのであろう。
それは人間だけが獲得した特性、怖いもの見たさ、
つまり好奇心の芽生えのなせる技だったのではないだろうか。
天地を揺るがす落雷、発生する森林火災、
その現場に恐る恐る近づいて火種を持ち帰る。
人間は落雷と火との因果関係を知ったのだ。
それはとりもなおさず、知性の芽生え、時間意識の獲得、
そして自身を取り巻く外界、すなわち自然は理解できる、と思える心の誕生だった。
 
人間の科学的な精神は、ルネッサンスを遥かに遡る人類の意識の原初から存在する。
展示作品は落雷現場を再現した「放電場」、
光の性質を解き明かしたアイザック・ニュートンの『光学』に触発された「偏光色」、
マイケル・ファラデーの「ファラデーケージ」の再現、等の作品群から構成される。
MIMOCA Event Pageより引用




【個人的総評】
猪熊弦一郎美術館はまだ設立されて間もないということで、
すっきりとした現代風の美術館だった。
縦横に広い空間に杉本氏の作品があることで、落ち着いて作品と立ち向かうことができた。

ここでの展示は科学と太古の時間が隣り合わせであり、
常に考えさせる作品構成だったと思う。
そうすることによって、【科学】と【起源】を意識し、
何が問題だったのか、これからについて考えていくことの意味を
感じさせる時間を演出していたと思う。

一貫して杉本氏らしい静謐さと、男性的な日本性を感じさせられた。
前回の「歴史の歴史」のときはもっと暗い空間で浮き上がる作品が印象的だったけれど、
猪熊美術館では建物の構造上日光を取り入れるようになっているので、
重厚なイメージよりも軽やかさが際立っていた部分が多かったと思う。(一部をのぞく)



【作品レビュー】
アートの起源│科学 総称
放電場構成/観念の形
偏光色/プリンピキア
放電場電飾/雷神来人図/雷神像/ファラデーケージ
PR

コメント

コメントを書く

お名前:
タイトル:
文字色:
メールアドレス:
URL:
コメント:
パスワード:   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

トラックバック

この記事にトラックバックする:

カレンダー

01 2026/02 03
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

リンク

カテゴリー

フリーエリア

最新CM

[04/02 chikakiyo]
[03/12 中山マコトです。]

最新記事

最新TB

プロフィール

HN:
chikakiyo
性別:
女性
職業:
デザイン
趣味:
散策
自己紹介:
ちょっといろんな見聞を深めて見たいようなお年頃。
ということで、いろいろ自分の意見をまとめるように書きちらす予定。

ちなみに普段は、読書メーターなどでまとめてます。

バーコード

RSS

ブログ内検索

アーカイブ

最古記事

P R

アクセス解析

アクセス解析

アクセス解析