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シコウキロクソウチ

時々しかアップロードされない気ままブログ。 本、映画、美術館、ギャラリー等の記録を気ままに書き記す予定。

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【MIO PHOTO AWARD 2010】

【MIO PHOTO AWARD 2010】
天王寺ターミナル株式会社,
ミオ写真奨励賞実行委員会

2011年2月12日(土)
天王寺MIO


友人の出展ということもあり鑑賞へ。
珍しく図録も購入。今回の展示は好きなものが多かったように思う。
数ある展示の中で、自分が特に関心のもったものを記載しておく。


《点と線》江村一範

会場に入って再奥中央の大きなモノクロ作品。
「見えている状況だけを注視しなくてはならない」ということばに、
山の存在の大きさを感じた。
作品が大きなだけに山を登る人の視覚を少しでも体感できることが良かったと思う。

点と線。
形成している山。


《オーディション》キリコ

離婚した女性の作品。
彼女の結婚観の揺れ具合、変化、悩みというようなものを
インスタレーションとして表現。
飲み屋で撮った白熱灯の赤っぽさが生々しい。
何人もの男性を写真として収め、距離感を捲ることで感じることができた。
中央にあった彼女の素顔や性交渉の場面は、
「結婚すること」「愛すること」等、愛に対する様々な疑問を感じさせられた。
何より彼女の「愛することへの不安」「疑心」がにじみ出ていた。


W・I・N・G(Way into the new generation)》Bertram Schiller

重症心身障がい者の人たちを1年かけて撮った作品。
モノクロの作品を大小さまざまなサイズでちりばめられた作品の中でも、
中央に飾ってあった髪の長い女性の目が印象的。
健常者と心身障がい者の同じであって同じでない部分と
同じだろうと思う部分が表現されているのかなと感じた。
中身の深いものなので、簡単なことばでは表現が難しい。
ちょっと熟考の必要あり。


《SAM》水渡嘉昭

純粋に、よく見知らぬ人と2年間も暮らしたなあと思う。
それだけ惹かれる魅力がサムにはあったのだろうか。
その不思議な2年が作者の中に閉じ込められ、生涯、心の中に残るのだろう。
そう思うとこの写真は作者の魅力であり、サムの魅力であり、
不思議な2年間の魅力であると思う。
そして、不謹慎かもしれないが、サムの死によって一層神聖化したように思う。
そういう感覚がこのモノトーンにはあると思う。


《thats cause that guy isn't human but some kind of godish japanese hottie from another world》須藤絢乃

森村さんの特別賞納得の作品。
男性、女性のファッションが曖昧になってきている世の中を、
彼女の目から見た少女マンガ的なかすみやラメを効果的に使って表したカラー4点。
男性が女性のファッション、女性が男性のファッションを着て写っているが、
マンガ風になっているせいもあって、違和感がない。
昨今、女性が男性よりも男性らしい、男性が女性よりも女性らしいという風潮も
こういうファッション性に現れているのかなとも思わせた。
マンガ的に描かれているが、現代の性について的確に捉えているのではないだろうか。


《れい 18歳》堀内みやび

生死についてダイレクトに響くカラー作品。
何度も見るたびに寂しくなるし、切なくなるし、
ましてや死を直面した相手が妹であれば、その衝撃は予想もせぬほどのものだろう。
この作品ですばらしいのは、
死に直面した負のイメージだけが多くを占めるのではなく、
妹の死に対して受け止め、
自分の中で消化し進むという前向きな気持ちが見えるところだろうと思う。


《RAINBOW》Kuba Rubaj

とてもファンタジックなカラー作品。
ファンタジックであるのに、現実の世界で起こっているという。
自然回帰ではないけれど、
できるだけ自然な生き方をしようという村が世界のさまざまな場所にあるという。
「はたして人は完全に自然なままで生きていくことができるのだろうか」という
作者の率直的な投げかけの答えがこのレインボー・ギャザリングにあるのだろう。
興味深い。


以上
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